町田康の文体

活動当初から独自の文体、語法、話法を確立しており、スラップスティックな笑いと奇怪なイメージや語彙、語りのリズムがストーリーより前面にフィーチュアされる独特の作風で知られる。描写におけるナンセンスと馬鹿馬鹿しさの徹底ぶりは、上方落語を筆頭に時代劇、河内音頭、ロックなどの影響があるとされる。また基本的なプロットの大枠は嘉村礒多や近松秋江等の第二次大戦以前の破滅的な私小説や、織田作之助、太宰治などの新戯作派の系譜を受け継ぐと評される。